=======================================================================
電子書籍業界のコンプライアンス推進 E-BOOK白書 Weekly
一刀両断! 情報商材ジャーナル 【第8号】
-----------------------------------------------------------------------
苦情殺到 【3回のメール送受信不労所得44万円】商材を緊急検証
10月6日に【 mixi&Yahooで不労所得81万】の注意喚起メールを
お送りして以来、
「こっちも酷い」「本屋で売っている本の要約に過ぎない」
など火曜日には14件ものご意見が届いたのが、
株式会社フロンティラ
(東京都港区南麻布1-3-14 ル・コフレビル3F電話:03-3455-6866
代表取締役大久保 道和)
発行の【メールしか出来ないパソコンど素人がたった3回のメール送
受信のみで不労所得が月収44万円以上も増えた方法をあなたも知りた
いと思いませんか?】(長い!)です。
価格は24800円。
この発行会社の株式会社フロンティラは
これまでも【不死鳥競馬・史上最強無敵の回収率1920%】(E-BOOK
白書の評価は「評価外」と最悪)では
返金保障をうたって販売したにもかかわらず
「馬券を購入した証明として1年間継続的かつ均一の
投資金額で購入した22レース分の馬券を全て郵送しろ」
と無茶な要求をしたり、
【元証券会社社員が明かす!3万円を3ヶ月で100倍にする
就寝前30分超少額投資法】もE-BOOK白書の評価は「評価外」。
論評は「市販の書籍の方が詳しい」「内容の薄いテキスト」
「実践の価値はない」と酷評されている。
ほとんど詐欺的なセールスレターで
顧客に商品を売りつける常連会社なのです。
現に、業界では誰もが知っている情報起業家兼アフィリエイターに
聞くと、
「まともなアフィリエイターはフロンティラの商品は扱わない。
紹介した側のブランドに傷がつくから」と明言。
「フロンティラなら誰もが鬱陶しく思っているから是非叩いてよ」
とまで言われました。
セールスレターでは、
繰り返し
●あなたはたつた3回~4回のメールを送受信するだけ
●それだけで月々44万円以上の収入を得る
●メールの送受信を1回行なうだけで44万円以上の不労所得
を手に入れ、2回行なうだけで100万円程度の不労所得を手に入れ、
3回行なうだけで100万円以上の不労所得を手に入れ・・・
●創業106年の老舗が行なっているリアルビジネスから
ネットビジネスへの応用
●100年以上も続く老舗が行っている時代に左右されない
方法
●メールの送受信だけで事業として成り立つ
などの勧誘文言が並べられていますが、
商品をみると驚きです。
この商材を一言で言えば、アフィリエイトやネット
マーケティングの市販本を84ページに要約した程度のもの、
ということになります。
オーソドックス。
斬新な新情報はなし。
これが2000円で売られていれば、
誰もが納得するはずです。
しかしこの会社は、消費者を誤信させ、欺こうという
確信的な意図があります。
笑ってしまうほどセールスレターと商品に一致性がない。
●3回のメール送受信ですむものではない。
●不労所得でもない。
●44万円の根拠、話しが出てこない。
●創業106年の会社や100年以上続く老舗の話はまったく出てこない。
インターネットビジネスだから、
究極的には「メールの送受信だけ」という表現は辛うじてウソではないが、
そのほかはとてもタイトルと中身が同じ書籍とは思えないのです。
つまり、特定商取引法、消費者契約法に反する違法販売。
返金を受けられる商品です。
以下、内容を掻い摘んで解説します。
まず、インフォトップにアフィリエイト登録をする、
次に売れそうな商品を探し出し、それをアフィリエイトでメール広告
に流すというだけのもの。
初心者でも誰でもできると言っておき、
更に実行してできなければ返金すると言っているものの、
広告費がなければ実行すらできないとうカラクリも。
しかも、たった3回のメール送受信で不労所得が月収44万円増えた話は
どこにいったことやら、
書かれている内容は、フロンテイラというこの会社が出している
投資関係の情報商材をメール広告に流して、ある程度の利益が出た話だけ
でメールの送受信ではなく、メール広告である。
しかも回数も3回ではない、更に不労所得でもない、更にこれは
月収でもない。
消費者を欺こうとして販売しているとしか思えない。悪質だ。
その内容は以下のとおりだ。
まず、情報商材アフィリエイトを行うためには、
ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)に
アフィリエイター登録をする。
次に売れる商材を選ぶ。
選定の基準として、下記を挙げている。
① 過去30日間の売れ筋ランキングでよく売れているもの
② 過去24時間の売れ筋ランキングでよく売れているもの
さらにランキングには、その時の流行りや時期によって売れている
ものが多く含まれているので、それを目安にするとよいと言う。
例えば、「mixi に関連する商材がよく売れている」、
「株やFXなどの投資系がよく売れている」などである。
その他、いくつか簡単な基準があるが、いずれもほとんどの人が
認知をしていたり、無料レポートで書かれているような本当に簡単
な内容である。
次に本題のメール広告の説明がなされる。
ここでされている説明は以下である。
≪メール広告≫
電子メールによって配信される広告で即時的な広告効果が特長。
メールマガジンなどのコンテンツの一部として挿入される広告。
≪クリック保証広告≫
指定したクリック数に達するまで広告を表示することを保証するものと、
クリックされた回数分のみの料金を支払うものがある。
メール広告とは、電子メールに掲載される広告の総称のことを指す。
≪ターゲティング広告≫
ニーズや特性、年齢、興味などの複数の条件から見込み客を絞り込ん
で配信するもの。
≪メールマガジン広告≫
メールマガジン内の数行~数十行程度の広告を挿入し配信するもの。
のように、さらに細かく別けられたものが含まれる。
メール広告会社のホームページでも見れば十分に分かる内容ばかりで
あるし、それ以前に既に知っている人も多いだろう。
このあたりで読者は「騙された」という思いとともに怒りが
最高潮だろう。
ここから、実績の説明になるがここでは自社の商品をアフィリエイト
した時の事例になる。
メディア1
商材名 クリック数 販売数 CVR アフィリエイト報酬
元証券 4,410 11 0.25% 11,120円
アフィリエイト報酬合計(45日後入金) 122,320円
広告出稿費(60日後支払い) 100,000円
利益22,320円
メディア2
商材名 クリック 数販売数 CVR アフィリエイト報酬
元証券 1,163 5 0.43% 11,120円
アフィリエイト報酬合計(45日後入金) 55,600円
広告出稿費(60日後支払い) 48,000円
利益7,600円
ここで、上記の購入率ガインフォトップの購入画面とほとんど同じ
だったという理由で、購入率が高いものを販売すると利益は増大する
という。
そんなことは当たり前である。
そうならないから、広告は難しいのである。
にも関わらず、「同じ状況(クリック数)で購入率がいいもの
(1.2%)を販売したとすると、販売数は53件になります。」
と机上の空論の仮説を打ちたて、更に以下の予測を提示する。
メディア1(商材はインフォトップより例を選定)
商材名 クリック 数販売数 CVR アフィリエイト報酬
商材A 4,410 53 1.2% 8,000円
アフィリエイト報酬合計(45日後入金) 424,000円
広告出稿費(60日後支払い) 100,000円
利益324,000円
こちらも商材Aを同じ状況で、販売すると販売数は14件になります。
メディア2(商材はインフォトップより例を選定)
商材名 クリック数 販売数 CVR アフィリエイト報酬
商材A 1,163 14 1.2% 8,000円
アフィリエイト報酬合計(45日後入金) 112,000円
広告出稿費(60日後支払い) 48,000円
利益64,000円
しかも最後にこの一言である。
「つまり、メール広告でこれだけの利益を生み出す可能性がある
ということです。」(37ページ)
可能性があるとはどういうことだろうか。
●あなたはたつた3回~4回のメールを送受信するだけ
●それだけで月々44万円以上の収入を得る
●メールの送受信を1回行なうだけで44万円以上の不労所得
を手に入れ、2回行なうだけで100万円程度の不労所得を手に入れ、
3回行なうだけで100万円以上の不労所得を手に入れ・・・
顧客はこのセールスレターの文言を信じて購入したのである。
セールスレターと商品の乖離は甚だしい。
初心者でも月44万円の不労所得が得られるとさんざん煽りと共に
謳った上で、最後には、「この商材は儲かる可能性があります」、
推定の試算を積み重ねた表の下に
「わくわくしませんか?」(39ページ)
ときたものだ。
わくわくどころでなく、怒りで胸がふつふつする読者の方が
圧倒的に多いのでないだろうか。
次にクリック保証広告の話になる。
「HPや電子メールなどに広告を出す場合に、あらかじめ
クリック回数を指定しておき、その回数を消化するまで広告を表示
することを保証するものや、1クリックあたりの単価でクリックさ
れた分だけを支払うものがあります。」
基本解説が続く。
その後実例。また月収44万円とは別の話がくる。
月収44万円の話は出てこないようだ。
メディア予算消化 クリック数 販売数 CVR アフィリエイト報酬
メディア1 10,840 円 60 3 0.50% 11,120円
メディア2 600 円 24 0 - 11,120円
メディア3 1,750 円 44 1 2.27% 11,120円
メディア4 144,200 円 4,602 14 0.30% 11,120円
メディア5 5,760 円 237 2 0.84% 11,120円
メディア6 22,040 円 731 6 0.82% 11,120円
アフィリエイト報酬合計(45日後入金) 289,120円
広告出稿費(60日後支払い) 185,190円
利益103,930円
わずかな利益しか出ていない。
しかも18万円以上もの広告を掛けている。
初心者にこんなことができるだろうか。
いやできないだろう。
しかも、それをホームページには書いていない。
この手法を使って44万円もの利益を上げるのは至難だ。
しかも販売会社自体が実績を出していないのは驚くべきことだ。
さらに、分析を入念にしないと実績は伸びないようなことまで書いている。
44万円の不労所得が出ると謳うのは構わないが、それであれば
本当に不労所得でないといけないし、広告費を膨大にかけるのであれば、
それを販売ページで謳わないのは重要事実の不告知、違法である。
最後に広告を依頼するメディアの選定がくる。
ここは、実際に広告を出して実績があるものを紹介しているようだが、
それであればどの会社でどれだけの実績が上がったのか説明しなくては、
単なるリンク集である。
紹介しているサイトは以下の通り。
【げん玉(株式会社リアルワールド)】
http://www.realworld.jp/contact/contact.php
げん玉が発行しているメールマガジンに、広告を載せることが
出来ます。
【プレナビメール(有限会社アートブレイン)】
http://www.makemerry.net/game/detail/unei2.html
ここは一般には出回っていないので、プレナビメールで検索しても
見つけることは出来ません。完全な業界情報です。
「お問い合わせ」より、プレナビメールについての詳細資料など
問い合わせて下さい。
【マグクリック(ピーアールジャパン株式会社)】http://www.ataru.jp/
メール広告・クリック広告共に申し込み可能です。
「広告掲載について」より広告サービスの詳細をご覧いただけます。
【クリックアド(株式会社コメルス)】
http://e-promo.commerce.co.jp/menu.html?lid=adw030
ポイント付きクリック保証広告のため、ユーザーがクリックする割合が高い。
【アクセスクリック】http://access-click.com/readmail/memb_make.php
メール広告・クリック広告共に申し込みすることが出来ます。
【ハッピークリック(FC2.inc)】http://textad.net/
クリック保証で広告配信を提供。
個人で行うことがどうしても難しいという方のために、
個人の方からの出稿も請け負ってくれる広告代理店をご紹介しておきます。
【株式会社ジェイグローブ】http://www.j-globe.co.jp/
業界において、幅広いネットワークがあり、個人の方では入れない、
いわゆる法人用の窓口を多く持っている。
また、個人のメディアとの繋がりも深いので、安価で請け負ってくれます。
最近では、社員も増加し、伸びている会社なので、あなたのやる気次第で
大きな力になってくれます。
TEL:03-6423-1420/FAX:03-3911-4133
結局最後まで、利益を得られる具体的な内容は述べられなかった。
これのどこが初心者がたった3回のメール送受信で月収44万円を
得られるというタイトルにつながるのか。
4~5日に一回、1~2週間ほったらかしで月収100万円になるのか。
この商品は明らかに違法販売商品である。
フロンティラという会社は長きに渡って詐欺的手法で
多くの消費者から金員を詐取してきた。
時効はまだまだ先である。
被害を訴えたい人間が多いなら、一罰百戒、集団で刑事告発や
民事訴訟の提起を行なうのもいいのではないかと思う。
人数が揃えば、私どもでアレンジします。
志ある方、ご連絡下さい。
しかし、この業界の、そして株式会社インフォトップ(代表取締役高濱憲一社長)の
病理の根は深い。
文責
株式会社トレンドライフ編集部
山岸 悟
電子書籍業界のコンプライアンス推進 _ _ E-BOOK白書 Weekly
一刀両断! 情報商材ジャーナル
0 件のコメント:
コメントを投稿