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一刀両断! 情報商材ジャーナル

緊急検証!【ほったらかしアホリエイト2】

…2008年2月16日号… ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
情報商材ジャーナル  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(※転載・引用は歓迎です。サイトアドレス・メルマガバックナンバー等 を添付して一報下さい。)

 こんにちは。トレンドライフ編集部の山岸悟です。

前回報道のズッコケ商材「おむつケーキ」こと
【[携帯アフィリ&物品販売のダブルノウハウ思考方法]携帯素人の美容師が本業以上の月収を稼ぎ出した方法をあなたに教えます】
がインフォトップより削除され、さらに商材のサイトも消失しました。
2月10日報道の「有田式」のインフォトップランキングも34位に急落し、
「危うく購入するところだった」とのメールを沢山頂戴し、記者冥利に尽きる次第です。
転載協力含め14万部を突破した媒体力を益々強化し、悪質商材・違法販売業者の追及に邁進する所存です。
メルマガ発行人の皆様、
「情報商材ジャーナル」を定期的に配信すると協賛リストの解除率が9%~15%と通常より低くなり、精読率が高くなります。
アフィリエイターとしての信頼度が増します。
ぜひ、転載・再送信にご参画ください。
さて、本日検証を試みるのは
【ほったらかしアホリエイト2】。
2月12日よりインフォトップのピックアップ枠に広告を掲載、2月16日現在24時間ランキング2位に躍り出ました。
早速、緊急検証をします。
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商材概要
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■発行元    株式会社ユナイテッドコンサルティング
■運営責任者  嘉志摩諭史
■所在地    東京都江戸川区西葛西7-21-11
■電話     03-5696-2321
■メールアドレスmail@united-consulting.com
■価格     17,800円(サポート・返金保証つき)14,800円(サポート・返金保証なし)

■目次

第1章 ほったらかしブログアフィリエイトとは? 
■ほったらかしブログアフィリエイトとは? 
■ほったらかしの結果・・・ 
■なぜ、ほったらかしなのに売れるのか? 
■検索エンジンに強いブログとは? 

第2章 ほったらかしアホリエイトのコンセプト 
■ほったらかしアホリエイトのコンセプト 
■1ブログ1商品のルール 
■報酬が高い商品紹介ブログを作る 
■売れる商材の選び方

第3章 キーワードの選び方 
■アフィリエイトする情報商材名そのままの場合 
■ヤフーの関連キーワード、グーグルの関連検索 
■アフィリエイトする情報商材に興味がありそうな方が検索しそうなキーワード 
■メインキーワードで検索したときに出てくるPPC広告中のキーワード 
■テレビショッピングで扱っている商品キーワード 
■漢字、ひらがな、カタカナの違うキーワード

第4章 ブログを作りましょう 
■ブログを作りましょう 
■記事の書き方 
■アフィリエイトリンクを短縮URLにしよう!

第5章 インデックス編 
■インデックスとは? 
■検索エンジンへの登録について 
■ソーシャルブックマークへの登録 
■Pingについて最後のまとめ全65ページ

前回、アフィリエイトは誰でも簡単にできるほど参入障壁が低いゆえ、一度ノウハウを公開したら、あっという間に使い物にならなくなってしまう世界であることを書いた。
今回もまたアフィリエイトに関する商材である。
しかも「ほったらかし」とある。
アフィリエイトでほったらかしで、どのように儲けていくのか?
また、この商材の賞味期限はいかほどであるか?
非常に興味がそそられる。
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まず、セールスレターから
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まず、ヘッダのトップに・初心者・片手間・ほったらかしと、詐欺商材でおなじみのフレーズが並ぶ。
しかしこの商材は「本物のアフィリエイトノウハウを公開します」とある。
続けて
「最近のネットビジネスの世界はダメ商材であふれかえっています。
本当に最近のネットビジネス界は荒れ放題・・・
たとえば、メルマガアフィリエイト商材。
スパム的に広告だけのメルマガを送り続けるというタイトルを変えただけで、いくつも同じ内容の商材が飛び交っています。
購入者が増えれば増えるほど再現性が薄れていくにもかかわらず、ずっと売り続けている。」とある。
このことは全く持って事実である。
1点違うところと言えば、
「再現性が薄れていくにもかかわらず、ずっと売り続けている。」ではなく、
さっさと売り逃げしていると言う点だろうか。
アフィリエイト系の商材の販売期間の短さは、前回指摘したとおり。
また、
「たとえば、格安商材でリスト集めを薦める商材。
格安商材という無料レポートにちょっと毛が生えた程度の商材を売れば売るほど、この市場の価値が下がっていくことは明らか。」
続けて、
モニター実践者の結果が並ぶ。
ここで、詐欺商材であれば、何十万、何百万と言う数字になるのであろうが、ここでは数万円という抑えられた数字が並ぶ。
昨年末から急激に稼げなくなってきたアフィリエイトでは、かなり労力を割いても月数万円が限度である。
それなりにリアリティがある。
更に
「実は、ある方法でブログを作ると初心者でもかんたんにヤフーで上位に表示されやすくなり勝手に売れていってしまうんです。」と、
ブログでYahooでの上位表示を狙うアフィリエイトであることが強調されている。
「無料ブログを利用して、売れる構成でブログを作るんです。
すると、早ければ2日目にはヤフーの検索結果で上位に表示されそこから自然とアクセスが集まってきます。
あとは、このノウハウの売れる構成のブログを作っていれば勝手に売れていくんです。
1回作ってしまえば、ほとんどほったらかしです。
ブログという性質上、まったく更新しないと、検索エンジンから消されてしまう可能性があるので週に1回くらいは更新をすると長く効果が続くのですが基本はほったらかしになります。」
本商材が無料ブログ量産すると言うノウハウであることがわかる。
ここまで読めば、過去のアフィリエイト商材を持っている人であれば、それで終わりと言う感じもする。
このノウハウの肝となるのは、Yahooで上位表示がされるブログ。
しかもその上位表示が、早い期間に、しかも長期にわたって続くブログということだろう。
本編はそこを中心に見ればいい。
セールスレターにも下記の箇条書きがあるので、本検証はこれに沿って行なうものとする。
●ヤフーで上位表示されやすいブログとは?
●勝手に売れていくブログの構成とは?
●アクセスなくても売れていく方法とは?
●最短2日でヤフーなどの検索エンジンに登録される方法とは?
●ブログで売りやすい情報商材とは?
●アフィリエイトリンクをクリックさせる方法とは?
●キーワードを置換する理由とは?
●検索エンジンで上位を独占してしまう理由とは?
●検索エンジンで上位をキープする秘密とは?
もう一つ、この商材で肝を挙げるとすれば、Yahooの上位表示というとSEO対策を想像するが、
「SEOはわたしたちも詳しくはありません。
SEOの知識がまったくなくても、検索エンジンで上位表示させることは可能です。
この方法ならね!!
SEOに関する努力は必要ありません。
このノウハウに努力はほとんど必要ありません。
もちろん、ブログを作れるようになるまでは多少の努力も必要ですが、稼ぐノウハウに関しては、とても簡単です。
わからないことはすべて、わたしたちがお教えいたします。
90日間フルサポートを今回特別にお付けいたします。
何でも聞いてください。」
ということで、SEO対策は特に必要がないそうだ。
うまく行かなかった場合はサポートで教えてもらえるらしい。
また、この商品の特徴は、推薦者としてJIEA日本インターネットアントレプレナー協会の理事である岡田理史氏、大田賢二氏が名前を連ねていることだ。
万が一にもこの商材が誇大広告・虚偽広告商品だった場合、JIEAの存亡を揺るがしかねない大スキャンダルに発展しよう。
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商材を見て
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ページ数が少ないので、順を追ってみることにする。

第1章 ほったらかしブログアフィリエイトとは?
10ページに
「『ほったらかしブログアフィリエイト』というのは、はじめに作ったブログに知らないうちにアクセスが流れてきていて、ブログに書いてあるアフィリエイトリンクを経由して購入させることを目的にしたブログアフィリエイトの手法です。
ひと言で言ってしまうと、
【 作ってほったらかしなのに売れちゃった 】というブログを作るためのノウハウです。」
稼げる金額は少なくても、手間が極力かからないのであれば、これはいいノウハウであると言える。
後は、これが具体的にどこに書いてあるかということだ。
11ページに
「わずか15アクセスしか流せていないのに1件売れてしまう。」とある。
これだけ成約率が高ければ言うことはないだろう。
しかし、15ページにある
「■なぜ、ほったらかしなのに売れるのか?
なぜ、ほったらかしなのに売れるのかというと、検索エンジンから、アクセスが集まるからです。
検索エンジンというのは、調べたくて調べている人たちなのでそこから来るアクセスは非常に濃いものになります。
だから、アクセス数が1日100PVもいかないのに売れていってしまうのです。」
確かに検索エンジンを調べる人は、濃いアクセスである可能性はあるが、それがすぐに成約に結びつくかどうかは別問題である。
更に進む。
同じく15ページに
「■アクセスを集めるためのSEO対策「アクセスを集めるためにはSEO対策が必要なんじゃないか!?」
と不安な方もたくさんいらっしゃると思いますが、このノウハウでは基本的に必要がありません。
なぜなら、ブログを作るときに検索エンジンに強いブログサービスを利用することで特にSEO対策はしなくても、上位表示されてしまうのです。
だからといって、SEOの知識がまったく必要ないかと言えばさすがにそういうわけにもいかないでしょう。
SEOに関しては徐々に学んでいくような形でさらに強いブログを作り上げればいいのだと思います。
ただ、最初の段階では、SEOはいりません。
ご安心ください。
それでも検索エンジンで上位に表示されるブログができあがるのです!!」
ということで、元々検索エンジンに強いブログがあるので、それを利用しましょう。
SEOの知識は初期の段階では要りませんよ、ということだ。
続けて、16ページから
「■検索エンジンに強いブログとは?
それでは、検索エンジンに強いブログとは、どんなブログなのでしょうか。
一般的に言われているYST(ヤフーの検索エンジンのこと)に強いブログサービスは Jugem(ジュゲム)です。
これは、さまざまなところで言われているのですが、実際にYSTに強いのかというと、、、、
正直に言うと、今年の8月の終わり頃から、ヤフーのアルゴリズムの変更で、今まで、ヤフーに強いと言われていた、ジュゲムは、それほどではなくまりました。
そこで利用したいのが、このブログです。
ティーダブログというサイトですが、実は、このてぃーだブログ、検索エンジンにかなり強いです。
★てぃーだブログ < http://www.ti-da.net/ >
ほとんどの人が知らないのですが、本当に強いです。」
ジュゲムのブログが、Yahooの上位表示に強いと言うのはブログアフィリエイトをやっている人であれば知っていることであるが、このジュゲムも、Yahooのアルゴリズム変更で、今では強いとは言えない。そこで今度はてぃーだブログを使えと指南している。
情報の価値と言うことであれば、今まで知る人の少ない情報だったので、価値はあると言える。
しかし悲しいかな、参入障壁の低いアフィリエイトノウハウの宿命で、この情報もいずれは知れ渡ることになる。
あっという間にブログアフィリエイトをする人が、このブログを使うことになり、競争が激化するだろう。
となると「ほったらかしで上位表示」という保証もなくなってくる。
それとは別に、このブログもジュゲム同様、アルゴリズム変更の影響を受けないと言う保証もない。
まさに早い者勝ちの世界である。
つまり、セールスレターの
「1回作ってしまえば、ほとんどほったらかしです」
「持続性・再現性がないダメ商材にあなたの大事な お金を使うのはやめにしませんか」
というのは事実に反する。
この商材の肝はてぃーだブログを使う事に尽きる。
ならば、再現性はあるが持続性、持続的な再現性は危うい。
高額商材購入者に対してそのリスクは告知すべきであろう。

第2章 ほったらかしアホリエイトのコンセプト続いて、
アホリエイトのコンセプトの説明に入る片手間、ほったらかしが基本なので、それほど込み入った作業ではない。
20ページ
「1) 1ブログ、1商品のみ、アフィリエイトをする
2) アフィリエイト報酬が高い情報商材を選んでブログを作る
3) そして、その情報商材に関連するキーワードでたくさんのブログを作る」
が基本で、一つのブログを完成させたら、後はほったらかしにするのだそうだ。
もし、売上(稼ぎ)を増やしたかったら、ブログ自体を新しく量産するということで実現するのである。
21ページ
「売れる情報商材なら、通常100から200のアフィリエイトリンクのクリックで、1つ売れてしまいます。
運がよければ、たった、30クリックで、商品が売れてしまう事もあるんですよ。
逆に、300以上、アフィリエイトリンクをクリックされているのに、一つも売れないときは、他の情報商材に、切り替えて、アフィリエイトした方がいいでしょう。
基本的に、アホリエイトは、アクセス数よりもアクセスの質を重視するので、それほど、ブログへのアクセス数は必要ありません。
(でも、もちろん、アクセスが多いに越したことはないですけどね。)」
どの商材が売れるのか?
実際どのくらいのアクセスが集まるのか?
ということは書いていない。
販売ページに塾生の実験結果を掲載しているのだから、商材でもより詳細な「成功」経過を報告すべきだろう。
65ページを100ページにしたっていいのだ。
そうでなければこの商材の信憑性に黄色信号が点る。
そして、22ページで
「■1ブログ1商品のルール」として、ブログには1つの商品のみをアフィリエイトせよと謳っている。
ここは、今までのアフィリエイト系の商材はなかった方法である。
続けて
「1ブログに1商品とすることで、ほかの事に目移りできなくなります。
詳しく知るために、テキストリンクを押すか、ページを閉じるか、もしくは、戻るかのこの3つの選択になります。」
つまりは、情報商材のセールスレターと全く同じ考え方でアフィリエイトブログをつくれということだ。
また、商品の選び方として、
23ページに
「アホリエイトのノウハウは、資料請求や、高額商品にももちろん応用できますが最初のうちは、売れやすく、わりと報酬が高い情報商材をオススメします」
続けて、25ページから
「今人気のアダルトや、ネットビジネス系は、実はすごく効率が悪いです。
効率的に稼ぐには、アダルト系、ネットビジネス系は選ばないで下さい。
無料で見たい人が多いからなのかアダルトはアクセスがたくさん集まりますが、商品はほとんどうれません。
また、ネットビジネス系は、商品に特典をつけて紹介している人が多いので魅力的な特典を配布している人から買ったほうがお得だと、ユーザーに浸透しています。
アホリエイトで、お勧めするにはこの3ジャンル美容・健康家庭と暮らし学習・自己啓発この3つのジャンルは、
「お悩み系」といって、人間の根本にあるコンプレックスを克服するためのものです。
悩んでいる人にとっては、とても切実なことなので、売れやすいのです。」と説明している。
読者にとって、どんな商品をアフィリエイトすればいいのかとても悩ましいことであるが、多くのアフィリエイト商材はそこの説明がない。
そういう意味で、商材選びの指針を提供している点では評価できる。
更に26ページに
「また、基本的には、お金儲け系のジャンルは、アホリエイトブログからは、売れにくいのですが、「マネー・運用」のFX系の情報商材だけは、少し特別で、よく売れます。」とある。
確かに売れるのかもしれないが、FX系の商材は高額な上インチキが多いのでトラブルになりやすい、ご注意されたい。
これらの商材の具体的な探し方が26ページ後半から書かれている。
「もちろん、インフォトップの総合売上ランキングではなく、さきほど、お勧めした「お悩み系」のジャンル別ランキング(PC30日間)の1~10位までを選べば、比較的、長期間に渡って、売れている情報商材が多いので、慣れないうちは、ここから、アフィリエイトする情報商材を選ぶと比較的、はずれが少ないです。」
せっかく商材を探しても、あっという間に販売終了では、ほったらかしにはできない。
ロングセラーを狙えという点も合理的だ。
このランキングを見た上で、
30ページからは、
更に商材のセールスレターを見て
「その商品の販売ページを開いて、その販売ページの作りが、しょぼくないか?(笑)
中には、どう見ても、初心者がホームページビルダーで、作ったような、しょぼい販売ページあるので、そういった販売ページは、選ばないようにしてください。」
「「これなら売れそう」とあなたが感じた商品をアフィリエイトしてください。
あなたが、うさんくさいなぁと思うものは、ほかのユーザーさんもそう思うことが多いです、直感で大丈夫です。」とある。
ここら辺は急速に内容が薄くなる。
実際に商材を買わないで紹介するのだから、アフィリエイトとしても邪道である。
セールスレターは立派だが、中身は詐欺商材というのも多数ある。
過去にこのメルマガで紹介した詐欺商材も、レターのクオリティ(見た目)は高い。
特にアフィリエイトを始めたばかりの初心者に、インチキ商材かどうかを見極めるのは難しいというか、不可能だろう。
この方法では、アフィリエイター自身が詐欺師になることはないが、詐欺の片棒を担ぐ恐れは十分にある。
いずれにしても、アフィリエイターとしての信用を失うことは確かである。

第3章 キーワードの選び方
続いて、上位表示されるためのキーワードの選び方の説明がある。
「出来る限り、たくさんのキーワードをひねり出すほど、あなたの稼ぎが大きくなります。
がんばってくださいね。
で、そのキーワードのひねり出しかたなのですが、大きく分けて、6つあります。
1)アフィリエイトする情報商材名そのまま
2)ヤフーの関連キーワード、グーグルの関連検索
3)アフィリエイトする情報商材に興味がありそうな方が検索しそうなキーワード
4)メインキーワードで検索したときに出てくるPPC広告中のキーワード
5)テレビショッピングで扱っている商品の説明に出てくる説明中のキーワード
6)漢字、ひらがな、カタカナの違うキーワード」となっている。
34ページからは各項目の説明が書いてある。
項目、内容とも特別なひねりはなく、ごくオーソドックスな内容である。

第4章 ブログを作りましょう
いよいよ実際にブログをつくることになる。
例として、足やせダイエットをキーワードにしている。
46ページに図解で、どのようにアフィリエイトリンクを入れるかを説明している。
さて、問題は47ページからの
「■記事の書き方」である。
「アフィリエイトする情報商材のセールスレターを、そのまま、コピーするのは著作権違反になりますので、そのまま、コピーするのではなく、リライトしてから、ブログの記事として使いましょう。」
「リライトとは、元からある文章の内容(意味)は、そのままで、文章の表現を変えることによって、元の文章とは、違った文章に変身させるテクニックです。」と書いてあるが、なんとなく雲行きが怪しい。
具体的な『リライト』の例をあげて次のように説明している。
=以下 本文引用=
1 置き換えの術元の文章
「私は、今日、マスクマンに会いました。すごく、素敵な人でした。」
置き換え後の文章
「僕は、今日、マスクマンに遭いに行きました。とても、ステキな方で した。」
「2 追加の術元の文章
「私は、今日、マスクマンに会いました。すごく、素敵な人でした。」
追加後の文章
「私は、今日朝一番に、大好きなマスクマンにやっと会いました。 すごく、かっこよくて、素敵な人でした。」
「3 並び替えの術元の文章
「私は、今日、マスクマンに会いました。すごく、素敵な人でした。」
並び替えの術の文章
「私は、すごく、素敵な人に会いました。その人は、マスクマンです。」
「4 ひっつけの術元の文章
「私は、今日、マスクマンに会いました。すごく、素敵な人でした。」
ひっつけの術後
「私は、今日、すごく、素敵なマスクマンに会いました。」」
「5 分けるの術元の文章
「私は、今日、マスクマンに会いました。すごく、素敵な人でした。」
分けるの術後
「私は、今日、会いました。マスクマンに。すごく、素敵な人でした。」
「6 組み合わせるの術で、最後が、ここまで、紹介してきた術を、組み合わせる術です。
元の文章
「私は、今日、マスクマンに会いました。すごく、素敵な人でした。」
組み合わせるの術後
「すごく、ステキで、かっこいいマスクマンに、今朝一番に、僕はやっと 遭いました。」」
=本文引用以上=
実際に世の中で行われている盗作、パクリはこの方法で行われている。
商材にも
「もちろん、これも、そのまま使うと、著作権違反になるので、上手にリライトしながら、記事を書いてください。」
と注意を促しているが、これは極めて危険な下りである。
ここに記された例示のような「リライト」によって販売サイトの全面的な「変身」が行なわれた場合、実行行為者は著作権侵害と見做される可能性が高い。
お粗末な素人法解釈といわざるを得ない。
この商材の推薦者JIEA日本インターネットアントレプレナー協会理事岡田理史氏(有限会社CCT代表)の顧問弁護士である法律事務所オーセンスの元榮太一郎弁護士にこのような脱法行為が通用するのか、法的に正しいのか確認し、購入者に一刻も早くその見解を伝えるべきだろう。
この商材購入者の多くは、岡田理史氏を信用しこの商材を購入している。
著作権侵害は犯罪であるから、その犯罪行為を推奨し、助長する行為は反社会的である。
さて、残りを一気に読もう。
53ページで
■アフィリエイトリンクを短縮URLにしよう!ということで、スナイパーと言う短縮ツールを使うよう指南している。
「でも、有名なタイニーURLなどは、一度登録すると、あとから、違うアフィリエイトリンクに切り替えることが、出来ないので、有料の短縮URLツールを使ってください。
ちなみに、私は、有料版のスナイパーという短縮URLツールを使っています。」
しかし、肝心な有料版のスナイパーのURLはない。
代わりに無料版のURLが載っているが、無料版と有料版の違いは書いていない。

第5章 インデックス編
いくらブログを量産しても、検索エンジンにインデックスされていなければ全く意味がない。
そこで5章では、自分のブログがインデックスされているか?
また、どうやったら登録ができるのかが説明されている。
59ページではYahooへの登録方法、
60ページからはGoogleでの登録方法が、
最後に61ページからはMSNでの登録方法が図解入りで載っている。
また62ページからは、ソーシャルブックマークへの登録ということで、
「このソーシャルブックマークのページから1つ以上リンクをもらうことで、検索結果に影響することもあります。」
「FlogYahoo ブックマーク少なくても、この2つのソーシャルブックマークには登録してくださいね。」
と書いてあるが、具体的な方法はなかった。
続けて63ページにPingについてと書いてある。
ブログアフィリエイトに関する商材は、特典なり本文なりでPing送信リストを提供しているが、本書にはそれはない。
「検索エンジンを活用して、たとえば「 PING 送信先リスト 」というキーワードで、検索をかけて、ご自身で調べてみられるとよいと思います。」と言うことだけで済まされている。
片手間、ほったらかしと言うコンセプトに合わないからということかもしれないが、急激に内容が薄くなっている印象がある。
こうしてみると、幾つかは目新しい情報はあるが、誰でも簡単にまねができそうである。
ノウハウが広がり、真似する人が多くなってきた時点でこの商材がどうなるか?
その時はほったらかしアホリエイト3がでるのだろう。
総じて前回の「おむつケーキ」前々回の「有田式」のような騙しはないが、てぃーだブログを使うというネタ一発モノの感は否めない。
その継続的再現性の不確実さについての告知がないのは不誠実だ。
また、著作権法の独自解釈は危険極まりない。
編集部では情報起業界の主要人物に聞き取り取材を行なったところ、著者の評判は悪くなかった。
セールスレターも好感を持てる。
次回作に期待したい。

論評 粒田粒夫
構成 山岸悟
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●皆様の被害申告をお待ちしております。 
(購入した商材のPDFファイルを添付して下さい) 
感想、悪質業者やASPに対する憤りのコメント なども添えて下さい。 
専門の論評者が厳しく論評、必要に応じ山岸が 発行人や周辺を取材し、糾弾いたします。
●メルマガの記事として掲載させていただいた場合、 取材協力費をお支払いたしております。
 ※秘密は厳守いたします。ご安心下さい。
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■FAX   :03-5326-3001
■担当者  :情報商材編集部デスク 山岸 悟
■山岸E-Mail:info@hakusho-book.com
■山岸悟プロフィール  
1962年 東京都出身。財界誌、週刊誌記者を経て  フリージャーナリストに。
政、官、業、オールラウンドに執筆。  
本年6月より株式会社トレンドライフ編集部デスク就任。  
E-BOOK白書に連動した執筆を行なう。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(C) TREND LIFE CO.,LTD. All Rights Reserved.
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