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一刀両断! 情報商材ジャーナル

【追撃!アメックスブラックカードへの道】

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電子書籍業界のコンプライアンス推進 E-BOOK白書 Weekly
一刀両断! 情報商材ジャーナル 【第 24号】  
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【追撃!アメックスブラックカードへの道】

◎読者の皆様へ

ただいまアフィリエイターに関する取材を進めております。
これまで商材発行人、ASPを追及してきましたが、アフィ
リエイターの責任追及を望む声が日に日に大きくなって参り
ました。

弊社も民間企業です。営業部門とは関係の深いアフィリエイタ
ー氏もいるため、100パーセントタブー無く、という訳に
はいきませんが、折り合いをつけながら斬り込むべきところに
はズバッと雑誌ジャーナリズムの手法で斬り込んでいくつもり
です。

透明人間のような存在のアフィリエイターですが、実は法的
な正規の手続きでアフィリエイターの所在と氏名を特定するこ
とは可能なのです。
紹介する人間は、販売者と同等の責任がある、
というのが私の考えです。

悪質なアフィリエイターは、陰に隠れていないで、白日の下で
自らの身分を明かしてアフィリエイト活動を語っていただこう
と思います。

アンケートにご協力下さい。
1 【コイツが情報業界を汚染している!
   あなたが選ぶ「無責任」「悪質商材ばかり推奨」
  「騙し記事」ワーストアフィリエイター】
  
2 【私が信用できるアフィリエイター】

 ※どちらもサイトのアドレスやメルマガを転送下さい
  選定理由のコメントを添えていただけると有難いです。

誠実な、責任あるアフィリエイターに利益が集まる
市場になるべきだと私は考えます。

私、山岸は全てのメールに目を通し、
お返事を書かせていただいております。

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【追撃!最短最短アメックスブラックカードへの道】

トレンドライフの山岸です。

今月に入り、インチキ商品の坩堝、株式会社インフォトップ(代表取締役高濱憲一)
売上げランキング100位にアメリカンエキスプレスカードのセンチュリオンカード
(通称ブラックカード)の取得に関する商材が複数ランクインしてきた。

いくつかの発行元が存在するが、基本的には

アメックスカードの入会審査やカード機能などについての
概説と小ワザ的テクニック、それと「紹介」がパッケージ
されたものである。

「紹介」といってもセンチュリオンやプラチナカードを
保有している膨大なカードホルダーであれば紹介自体
は誰でも出来るし、「1円も使わずに190000マイル貯める方法」
の際も記したとおり、「紹介」だけをヤフーオークション
で販売している人間もいる。

また、センチュリオンの同好会的なサイトでは管理人と
親しくなるとその管理人が紹介者になってくれるなど、
何も高額な商材代を支払ってまで紹介をしてもらわなくて
もいいのではないか、というのが筆者の考えだ。

一部サイトでは低所得やフリーターでも大丈夫という記述
があるが、これは事実ではない。

カード審査は点数方式で行っており、紹介者がいれば全体の
スコアが加点はされるが家族カードでも無いのに、このよう
な低所得者がハイグレードカードに加入できることは無い。
(申請書類を偽造すれば別であるが)

今日は、悪質商材「破産寸前から月収1000万円までの道のり」
の発行元 株式会社インタービジョン(代表取締役 小林将次)
がリリースし、今月一時ベスト10入り、現在も31位(午前5時
現在)の売上げを維持する「最短最短アメックスブラックカード
への道」を追撃する。

11月6日の当メールで予告したとおり、取材にも応じること
もなく、特商法に違反する誇大広告、インフォトップの規約
に反する内容の商材を継続販売する小林将次関連の商材は今
後も徹底的に追撃するつもりだ。

小林は自らの著作で「アイディアに著作権はないからパクレ
ばいい」という持論を展開する男。

果たしてこの商材も見事に先行著作の「アイディア借用」
なのであった。

同商材は「センチュリオンへの道」26ページ
    「紹介への道」19ページ
の二部で構成されている。

第一部。
まずはアメックスの一般的な入会方法の列記。

・サイトから申込む
・該当パンフから申込む
・キャンペーンブースで申込む
・紹介者を通じて申込む

そして、グリーン、ゴールド、プラチナ
各カードの公表されている入会資格の列記。

利用実績を作ってアップグレードを目指しましょう、
という一般論。
いずれもパンフレット程度の情報だ。

そして、プラチナカードを手に入れたら

「新規会員プログラム」で
たくさんの新規会員をアメックスに紹介すると
センチュリオンが取得しやすくなる、という
著者の体験談が披瀝されている。

「アメックスといえども企業。日々の売上げを
上げる為に顧客は多い方が良い。新規顧客を
紹介してくれる客はアメックス社員と違って
給料が発生しない。むしろ年会費を売上げとして
もらえる」

著者はこのような推測から、
新規会員をたくさん紹介することがセンチュリオン
獲得の近道だ、と説く。

予防線として、これを実践しても取得できない人
の例をあげている。
「もしかしたら過去に支払を延滞しているかもしれ
ません」

結びは

「あなたが本当に欲しいと願っているなら根気よく
地道に紹介活動を続けていって下さい。本当に願って
いるなら努力は報われます。」

「諦めないで下さい、これであなたがセンチュリオンに
近づいたことは間違いないのです。」

まるで新興宗教みたいなオチで煙に巻かれて
終わるのである。

小林君!! いい加減人を馬鹿にするのはやめなさい。


第二部は

「そんなに紹介する知り合いがいないという方も
いるでしょう。そこで、そんなあなたの為にアメックス
に紹介する方法をご説明します」

そんな書き出しで、布教活動のように紹介者を探す方法と
して、ミクシィのようなSNSを使うことが説明されている。

当たり前だ。自分の周りにアメックスに入会したい人間が
何人もいるはずがない。

しかし、いくらミクシィを使ったって、
仕事でも無いのに、
本当にセンチュリオンがもらえるのか何の保証も無いのに、
何人紹介したら良いか何の目処も無いのに、

まるでツチノコ探しのように地道に紹介者を探すなど
モチベーションの維持ができない。

内容は
SNSの概説。

自己紹介、日記を書くことの示唆。
コミュニティに入ることの示唆。
アクセスを集める為に足跡を残すことの示唆。

どれも詳しい説明は無い。

類似の他の商材では商材の発行者が購入者を
「紹介」するサービスがあるのだが、
この小林の商材にはそれが無い。

この商材の購入者は、

「アメックスにたくさん新規会員を紹介し続けると
センチュリオンのインビテーションが送られてくるかも
しれませんよ」

という、要約すればこの一言の不確定情報を
19800円という高額で売りつけられたことになる。

消費者は納得しないだろう。

筆者が推測するに、この商材の名目上の著者も、
小林自信もセンチュリオンを所持していないのではないか。

小林のようながめつい商法を展開する者であれば、
アメックスセンチュリオンへの紹介をしてもっと商材価格
を高くするだろうし、商材内にセンチュリオンカードに付随
する様々な印刷物や、アメックスから送られてくる立派な箱
など証拠物が添付されていても良いようなものだ。

センチュリオンにはユニークなサービスやサプライズ的な
会員へのギフトがあるのだが、そういうことにも全く触れら
れていない。

全て雑誌のカード特集や2ちゃんねるのカード関係スレッド
で出尽くしている話題で構成されている。

カード審査に関して「勤務先に連絡が入ることは無い」
と記述されているが、与信審査で必ず勤務先には連絡が
入る。初歩的な事実誤認もあり、この商材の信憑性は
極めて低い。

同商材の販売サイトにはこんなキャッチコピーが
踊っている。

―ネットに溢れているくだらない噂はもうたくさんだ―

この商材自体がその一つではないか。

客を落胆させる商品が、
堂々と売られ続けることはとても釈然としない。

客に期待だけ抱かせ、不確定な情報を
巧妙な販売サイトで高額で客に買わせる・・・

電子出版のイメージを貶める「小林商法」を業界は
放置してはいけない。

文責
株式会社トレンドライフ編集部
山岸 悟

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